僕がこの本いちばんわかりやすいカスタムマクロを知ったのはTwitterのリツイートが流れてきた時でした。 最初は「マクロなんて難しくて理解なんか出来ない」社内でも大前提に難しい リスクがあるというイメージが根強く誰も覚えようとしませんでした。 実際に購入して中をみると「ん?絵が多くてわかりやすい。作成例もあってイメージしやすい」気付けばしばらく時間を忘れて読んでいました。 変数ってなんだろ?システム変数?コモン変数?どんどん楽しくなります。 そこからマクロの面白さに気付いて勉強を進めるうちに社内で問題が起きました。「ドリルを軸芯給油で加工する際にワークと接触しクーラントが飛び散る」初めてのマクロ改善課題。 例えば外部給油で先端を挿入させ中で内部給油に切り替えられないだろうか? やってみる。 試行錯誤や加工テストをして完成。 嬉しかった。 飛散防止カバーをする必要が無くなり大幅な改善になりました。 それから更に機械マクロに夢中になり面取りカッターの角度補正値を穴加工プログラムへ入力するマクロ、ロングドリルで加工する時に侵入退避時回転送りスピードが変化するマクロなど。 更に回転オーバーライドが変化した時にアラームになる安全装置としても使用できます。 少し前まで日々を淡々と過ごす自分にきっかけをくれた彼谷先生には感謝してもしきれません。 JIMTOFでお会いした彼谷先生は温厚な方で感謝の気持ちをもっと伝えたかったのですが恥ずかしくてなかなか言えませんでした(笑) 機械マクロを導入、教育する企業の方はこの本を社内に置いても損はないと思います。 社員の殻を破るきっかけになるかもしれません。